お子さんへの期待と、実際のところ。

保護者の皆さんがお子さんに期待すること、たとえば勉強のことって、きっとこんな感じだと思います。

  • いい成績や将来を期待したい
    テストで高得点を取ってくれたり、いい学校に進んで将来安定した仕事に就いてほしい。
    たとえば「90点以上取ってくれたら嬉しい」とか「有名大学に入ってほしい」と思うことでしょうか。
  • 頑張る姿が見たい
    毎日コツコツ勉強して、こっちが「やりなさい」と言わなくても自分から動いてくれたら、「うちの子やる気があるな」と安心ですよね。
  • 自分の夢もちょっと重ねちゃうところも?
    自分が子どもの頃にできなかったことや、「医者になってほしい」みたいな夢を、お子さんに期待してしまう気持ちもあるかもしれません。

でも、実際のお子さんの様子を見ると、期待とちょっとズレちゃうことも多いと思います。それは子ども目線を少し忘れてしまっているからかも知れません。

  • 「やる気」って毎日出るもんじゃない!
    お子さんだって人間です。勉強したい日もあれば、「今はゲームしたい」「友達と遊びたい」の気持ちが勝つ日もある。それって普通のことなんです。大人だって仕事でやる気がでないこと。ありますよね?
  • 好きなことが違うんだ!
    たとえば、こっちが「数学が大事」と思っても、お子さんは絵を描いたり音楽に夢中だったり。勉強へのやる気がなくても、別の何かには熱中してるかもしれないですよね。
  • 限界もあるんだぜ!
    「1日3時間勉強してほしい」と思っても、学校や部活で疲れてて1時間が精一杯だったり。こっちの「努力すればできるよ」とお子さんのペースが合わないこともあります。

なぜズレてしまうのでしょうか?

この「期待と現実」のギャップは、私たち親が自分の子どもの頃や世の中の「常識」を基準に考えてしまうことに原因がありそうです。
昔は塾なしで頑張れたのに、今の子は塾がないと大変そうで焦ったり。
でも、お子さんにはお子さんの個性や今の時代がある。それを見逃しちゃうと、「もっとできるはずなのに」と感じちゃうんですよね。

どう向き合えばいいだろうか?

お子さんの「やる気」を求めるなら、まず現実をちょっと見てあげると楽になるかもしれません。
たとえば、ゲームに夢中になるやる気があるなら、「そのエネルギーを少し勉強に使えたらいいな」と一緒に考えてみる。
テストで50点でも、前より5点上がったら「すごいじゃん」と認めてあげるとか。
小さな一歩でも、お子さんのペースに寄り添うと、期待と現実が近づくかもしれません。

もし「うちの子はこうだけど、私はこう期待してる」みたいな具体的なことがあれば、面談のときなどぜひ教えてください。

タイトルとURLをコピーしました